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【縁の下の力持ちは評価されない?】


『縁の下の力持ち ── 』と呼ばれる人たちがいます。


見えないところで舞台や人など、裏で支えている人たちです。



日本人は、そうした「縁の下の力持ち」を好む傾向があると言われます。


性格的に、表舞台に立つよりサポート役の方が肌に合う人が多いのでしょう。


実際、私自身もそういうタイプです(笑)



しかし、「縁の下の力持ちは評価されない………」と嘆く人もたくさんいます。


特にエンタメの中では演者はその先の仕事にも繋がりますし


営業の仕事は華!事務は裏方!みたいな先入観もあります。


とはいえ、「縁の下の力持ち」はチームで何かを成し遂げようとするなら必ず必要な存在です。


大袈裟な表現ではなく、実は「縁の下の力持ち」の存在がチームの成否を分けると言っても過言ではないのです。


そんな「縁の下の力持ち」についてまとめてみました。



 

◆「縁の下の力持ち」の役割


「縁の下の力持ち」は、見えないところで他人を支える存在です。


似たような言葉(類義)としては次のようなものがあります。


影の立役者

名脇役

裏方

引き立て役

サポート役

内助の功


どれも、スポットライトを浴びることは少なくとも、成功に大きく貢献する人たちです。


むしろ、こうした役割を担う人がいなければ、ものごとは何も進展しません。


例えば、ミュージカルなら表舞台に立つのは主演俳優ですが、それを支える数多くの脇役やスタッフが必要です。


彼らがキッチリ仕事をこなすことではじめてミュージカルが成立するのです。


これは、スポーツでも、ビジネスでも、家族でも同じことが言えます。


脇で支える「縁の下の力持ち」がいるからこそ、物事が円滑に進むのであって、もしスター俳優しかいないような劇団であれば、何もできずあっさりと崩壊してしまうでしょう。


「縁の下の力持ち」は、それぞれに与えられた役割をこなすだけでなく、陰ながら本当にたくさんの仕事をこなします。


板挟みになりながらも関係者間をかけずり回り意見をまとめたり、進行が滞らないよう細部にまで配慮したり、組織のために必要な雑務をこなしたり、一人ひとりに寄り添って気配りしたり……。


チームや組織にとって本当に不可欠な人材なのです。


◆「縁の下の力持ち」になりやすい人の性格


「縁の下の力持ち」の役割を担う人たちの性格としては、次のような特徴が見受けられます。


献身的で細かなところにも目が行き届く。


責任感が強く、仕事は最後までやり遂げる。


あまり派手なことは好まない

他人の役に立つことに喜びを感じる。


いなくなってようやく「縁の下の力持ち」の大切さに気付く。



「縁の下の力持ち」が担っている仕事の多くは、目に見えないため評価されにくいという特徴があります。


有能な上司や気の利く同僚はそのことに気づいてくれていて、「いつも助かってるよ」などとねぎらいの言葉をかけてくれます。


人知れず頑張っている人たちにとって、その一言は大いに励みとなり、報われた気分になります。


しかし、無能な上司は「縁の下の力持ち」の献身的な仕事に気付いていません。


すると、「縁の下の力持ち」として頑張っていた人たちも徐々に疲れ果ててしまいます。「どれだけ頑張っても報われない……」と感じるようになってしまうのです。


そして、それが限界を迎えれば、その人は去ってしまうでしょう。


残された人たちは、いなくなってようやくその大切さに気付くのです……。



人知れず頑張る人のことはちゃんとねぎらってあげましょう。



◆「縁の下の力持ち」って褒め言葉?


中には「あなたって縁の下の力持ちだね」と言われてショックを受ける人もいるようです。


……なんとなく脇役で地味な印象があるからそう思うのでしょう。


しかし、これまで書いてきたように「縁の下の力持ち」は非常に重要な存在です。


見えないところまで配慮して骨を折る……そんなことができる人はあまりいません。誰にでもできることではないのです。


確かに損な役回りかも知れません。でもそれをしっかり認めてくれる人は必ず存在します。


「縁の下の力持ち」と言われたのなら、それは褒め言葉として受け取りましょう。あなたがチームを支えてるのだと言われているようなものなのです。


スターとして生まれ、死ぬまでスターでい続ける人など存在しません。縁の下の力持ちとして力を発揮できる人こそが本当に貴重な人材なのです。


リオ五輪バドミントン女子シングルス銅メダルの奥原希望さんも「将来の夢」を聞かれたインタビューでこう語っていました。


「将来の夢は、縁の下の力持ちというか、アスリートを支える側になりたい。今は選手としてがんがん前に出ているけれど、引退したら支える側で関われたら」


◆まとめ


「縁の下の力持ち」はチームを支える貴重な存在。その献身的な仕事ぶりが正当に評価されず「報われない」と感じることもあるでしょう。


でも、それをすることが持って生まれた性格でもあるはずです。


コロナ禍で、満足いく営業が出来ない今、情報処理能力は見た目以上に求められています。


縁の下の力持ちは、外も守る時代が来たのです。


私は応援してますよ!


きっと報われるときが来るはずです。